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ガングレイブ

みなさまこんにちは。声優の井村万里子です。

本日は、「ガングレイブ」についてお話ししていきます。

 

ガングレイブとは・・・


 

2002年7月18日にレッド・エンタテインメント様から発売されたガンアクションゲーム。

 

ゲームも、第1作から第4作(2019年冬発売予定)まである。

 

テレビアニメは、2003年10月~2004年3月までテレビ東京系列で放映。(全26話)

 

木村社長が選ぶ監督2本指のお一人

都留 稔幸監督について


※ちなみに、2本指もう一人は渡邊哲哉さん(君が望む永遠)

 

NARUTOの際に一度ご紹介させて頂いておりましたが、覚えていらっしゃいますでしょうか。

覚えてないって方は是非こちらも一緒にご覧くださいませ☆

 

今回2度目の都留監督。

NARUTOの再不斬と白の神回と呼ばれるシーンやそのほかスペシャル回などにも関わられており、都留さんが関わる回すべてがクオリティが高くなるといっても過言ではないくらいのもので、木村社長もスペシャル回の際は間近でその様子をご覧になられていたことから、今回のガングレイブ、かなり緊張があったそうです・・・

 

〈都留監督の凄さとは・・・〉

木村社長のおっしゃる2本指の意味ですが、これは、「絵コンテを修正したら面白くなる監督」という基準で、選んでいらっしゃいます。

 

こう言ってしまいますと、かなり角が立ってしまう言い方かもしれませんが、ゆーちゅー武の方でも監督は断言されております(笑)

そして、苦情は甘んじて受けると仰っております(笑)

 

それくらい、すごいそうです。

 

〈具体的に・・・〉

コンテを書く方ももともと、都留さんの御知り合いなのですごく達者な方が多い。なんなら木村社長よりもお上手な方が多い。しかし、都留さんが修正をすると、もう半端なくカッコイイものになるのだそうです

例えば、カメラのアングルやレイアウトのとり方など。

この感覚は、長年業界にいないとなかなか分かりかねるものがあるかとは思いますが・・

イムもちょっと想像が追いつかない部分です(´;ω;`)

ですが、こういう知識ひとつ聞いて改めて観るアニメってやはり、どこかそういう視点を意識してみようとしている気がします。

 

なので、いまいち想像つかない部分も多いかとは思いますが、今後アニメをご覧になる際、監督や音響監督がどなたなのかについても気にして観ていくとさらに面白さが広がると思います(*´▽`*)

 

そして、木村社長は今でもカッコイイシーンを作りたいときは、都留監督だったらどうするかなと想像して作っていくそうです。

 

お人柄が素敵な本田 保則音響監督について


 

今回、初めてご一緒した本田音響監督。

木村社長も、業界に入ってだいぶ経ち、中堅と呼ばれる立ち位置になってきたころのことです。

 

〈本田 保則さんについて〉

1943年5月30日生まれ。富山県のご出身。

アニメーション音響監督。

代表音響監督作品・・「マッハGoGoGo」、「ハクション大魔王」、「超時空要塞マクロス」、「マクロス7」など

 

こんな誰でも分かる作品の音響監督をされてきた方なので、もっと偉そうにされていても良いのに、木村社長が初めてお会いした際、本当に一つ一つのことを丁寧に教えて下さったそうです。

また、なぜその演出なのか、なぜその芝居なのかなど理由も含めてしっかり話してくださる方でもありました。

 

その部分が本当に素敵だなと思った木村社長でありました(*´ω`)

 

 

そのほかおまけ☆アフレコ、打ち上げなどなど


 

◇木村社長が演出している中で、つりのシーンがありますが、このシーンをつくる際、群馬県出身で釣りをしてきてよかったと思ったそうです(笑)

釣りを実際にやってきたからこそ、かなり具体的に映像が浮かび、今回のシーンに生かされたそうです。

 

◇「井上喜久子、17歳です」

「おい、おい」

を生で聞けたことに喜びを感じた木村社長。

 

◇主役の関智一さんの芝居が本当に凄かったそうです。

ほとんど話さないキャラクターなので、一言話すとなると注目されやすくなるとは思いますが・・・その一言にキャラクター性が入っていてそれがすっごく良かったと話されておりました。

 

 

さて、今回かなり詰まった内容になっておりますが、

「ガングレイブ」気になった方、現在、dアニメストアにて全話配信中です(^▽^)/

是非この機会に見てみて下さいね~☆

 

士のように勇ましく、

き(好き)な人と

を以て貴しとなし創る

 

 

お時間を割いて読んで下さいまして

本当にありがとうございました。

 

 

井村 万里子

 

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