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2年間を振り替えって今の気持ち

みなさまこんにちは。声優の井村万里子です。

このたび、2019年8月末を持ちまして、このぶりおアニメーション様のブログ、通称ぶりおブログを卒業することになりました。

 

急なことでびっくりされた方もいらっしゃるかもしれません。

このブログをいったいどれだけの方が見て下さっていたのか定かではないのですが、もしかしたら誰も見てはいなかったのかもしれません。しかし、誰か一人でも見て下さっていたのであれば、今日はその方に向けて思いの丈をお伝えしていこうと思います。

 

ブログのきっかけ


 

このぶりおブログでさんざん「人の縁」についてお話ししてきましたが、私自身もこのブログを書くことになったきっかけは、それこそ人の縁から始まったものでした。

 

2年前、とある方の紹介(Aさん)で当時起業されたばかりの木村さんとお会いしました。

アニメの監督の方とお会いしたことがなかったので、粗相がないようにとか何を話したらよいのだろうかと考え、そんなビクビクする私をよそ目に紹介者のAさんと木村さんはマイパソコンを持って話を進めて行く。

でもって、その話の展開の早さよ。
専門用語が飛び交い、
お二人が何を言っているのかついていけない私。
しかし、途中で質問する余裕もないくらいスピードが速い

果たして、この調子で自分にブログを書いていくことができるのかと最初は不安いっぱいでした。

 

ブログを書く裏では・・


 

1本目のブログについて。

1本目は当時、ぶりおアニメーション制作のオリジナルアニメ「トリプルスレット」の収録方法に着目したものでした。

なかなかない手法で、「プレスコ収録」という名のもので、私はこのときはじめてこの名を耳にしましたし、こういう手法があるのかと驚きでした。

また、私自身がプレスコ収録について初めて伺うので、はてなが頭の中を駆け巡りながら話を聞いて、木村さんにもわからないところを質問しながら、それでも分からない部分は自身で調べながらブログを書いておりました。

ブログの口調はどうしたらよいのか、構成はどうしたらよいのかなど、はじめのうちは木村さんと一緒に紹介してくれたAさんもブログのチェックをして下さってました。

そして、無事納品。

そのあと、アニメ制作の話に移っていきますが、これまたアニメ制作の流れや仕組みが一つも分からないところからのスタートだった為、話を聞きながら調べる、聞く、たまに想像という感じで書いておりました。

振り返るとすごく懐かしいですが・・・・・・めっちゃ大変でした(笑)

アニメ制作の現場を見たこともなく勉強したこともなく、そんな話を見てる方に分かるように伝えるにはどう話したらよいのだろうかと考えながらやっていました。

自分がわからない話を文にしても見てる方にはもちろん伝わらないだろうと思い、まず自分ができるだけ理解し、そのうえで言葉に、そして、木村さんは一番何を言いたいのかというのを念頭に置きながらやっておりました。

少しでも何か伝わっていたらこれ以上に嬉しいことはありません。

ブログを通じて得たもの


 

私はこれまで、出来上がった作品を見ることになんの疑問を持たずにおりました。
作品がオンエアされるまでどんな工程があってそこにはどんな苦労があるかなど、そんなのブログを書く機会がなければ知らなかったことばかりです。

声優になりたいと言いながら、その自分が命を吹き込む作品をどれだけの方が携わっていて、どんな想いを持ってつくっているのか。

ブログを通じて、ほんのすこしだけ、それを感じることができました。今思えば、すごく恥ずかしいことです。

だからこそ、芝居をする上で、中途半端なものを出してはいけないと。それはその作品に携わってる方全員に対して失礼です。

どんなに新人で下手くそであっても、中途半端に技術を使ってそれなりのものを見せようとするよりも、きっと今できることを精一杯やりきった方がたとえ失敗しても周りの方の気持ちは明るいです。

しかし、これが中途半端だと周りは暗くてちゃんとやれよ!と言いたくなってしまうと思います。

それは現場の空気を悪くすることにもつながります。

今はまだ現場に出たことはありませが、その時がきたら、このブログを書くことで得た経験や知識、想いを活かして挑戦していきたいと思います!!

これまで拙い文章ではありましたが、見て頂き本当にありがとうございました。

次お会いする時は文章ではなく、声をお届けできるように頑張ります。

それでは、これからのみなさまとぶりおアニメーション、そして木村さんのご活躍を願ってご挨拶の文とさせて頂きます。

 

 

2年間ありがとうございました。

またお会いできるその日まで・・・☆

 

井村 万里子

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