ブリアニTVエスエスピーゆーちゅー武_08
みなさまこんにちは。声優の井村万里子です。
本日は、「魔術士オーフェンRevenge演出デビュー」についてお話ししていきます。
始めは、制作進行として関わった「魔術士オーフェンRevenge」。
どんなきっかけで演出をすることになったのでしょう。
きっかけは周りと自分のタイミングの合致
制作が進む中で、どこでもよくある問題が発生しました。
それが人間関係。
これにより、今まで演出されていた方がいなくなり、代わりの人を探す必要が出てきました。
そこでずっと演出をしたいと思っていた木村社長は、名乗りをあげました!!
木村社長が葦プロダクションに入って約1年と2カ月のことでした。
本当に運とタイミングが良く、入社してから演出するまでの期間が
人よりも早かったそうです・・・!
演出として気を付けたこと・失敗したこと
〈気を付けたこと〉
スタッフ作り・・・アテンドできる原画マンが知り合いにいたので、原画をお願いした。
知り合いなので話しやすく変更点があれば都度伝えやすい!
木村社長は、スタッフ作りから気を付けて、演出に臨んだのでした。
やはり、誰と仕事をするかは大事ですね(`・ω・´)
〈失敗したこと〉
演出の仕事の一つに収録の時に使うタイムシートを書く作業があります。
※タイムシート・・・芝居・セリフのタイミングやカメラワークや特殊効果などの指定が書かれた指示書のこと。
初めてのタイムシート、見よう見まねでストップウォッチを使ったり誇張したりして
作成してみましたが・・・見事に失敗。
また、キャラクターの動きや表情のバリエーションが少なく、
そのためキャラクターがパッと動かないことも、
タイムシートと合わせてご指摘を頂いたそうです(´;ω;`)
演出の経験を通して・・・
「魔術士オーフェンRevenge」の演出経験を通して。
木村社長は、「監督にはたくさん迷惑かけたが、多くのことを勉強させてもらった」と話します。
この演出でのタイムシートで苦しんだことをきっかけに、
アニメーション作品の見方が変わった木村社長。
最初は何気なしだったのが、この芝居の時はどんな表情をするのだろうか、
例えば怒るだったらどんな間やテンポだと声優さんはやりやすいのかなどを
考えるようになったそうです(*´ω`*)
お芝居をする側としても、相手のことを考えてセリフを発するので、
そういう点ではすごく似ているような気がします。
また、この演出での評価が良く、元請けの制作会社への引き抜きのお話しがあったのは内緒の話・・・(笑)
(当時在籍していた葦プロダクションへの恩恵があったのでお断りしたそうです。)
これが、木村寛社長の演出デビューです
ちなみに・・・
木村社長が演出した回はこちら
第13話「風邪になった少女」
第19話「リコリス・ニールセン」
是非機会ありましたら見てみて下さいませ(●´ω`●)
武士のように勇ましく、
犂き(好き)な人と
和を以て貴しとなし創る
お時間を割いて読んで下さいまして
本当にありがとうございました。
井村 万里子
声優。俳優。
元食品メーカー営業勤務。
芝居の魅力に惹かれ脱サラ。
ぶりおアニメーションブログ担当。
趣味:観劇・珍味料理を食べること。
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