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ブリアニTVエスエスピーゆーちゅー武_14

みなさまこんにちは。声優の井村万里子です。

本日は、「チャンストライアングルセッション~まとめ~」についてお話ししていきます。

ブリアニTVエスエスピーゆーちゅー武_14

 

 

 

チャンスチャンストライアングルセッション、ここまで、設定制作編と演出編と2つに分けてお話ししてまいりましたが、ここでもう一度おさらいしていきましょう。

 

チャンスチャンストライアングルセッションについて


 

2001年5月~8月までテレビ東京系で放映されていたアニメーション作品。全13話。

3人の女の子がトップスターに憧れて、ライバルとの競争や試練を乗り越えながらアイドルを目指すお話しです。

 

 

設定制作について


 

作品全体の設定の管理を行います。

例えば・・・

  1. そのアニメーションに必要なもの(設定)をリストアップして各部署へ依頼をかける
  2. 背景を背景専門の会社に頼む
  3. シナリオをライターさんに頼む
  4. 美術設定・ボードを美術監督さんに頼む・・・etc

と、このようなお仕事のほかに、アニメーション制作に必要な情報や参考資料を図書館に行って調べたり、実際に現場に行って取材したりしていました。

 

 

アニメーション制作についての考え方


 

チャンスチャンストライアングルセッションでは、演出の師匠との出会いもありました。

〈工藤 進(くどう すすむ)さん〉

映像面での評価が高く、「マルドゥック・スクランブル」三部作の監督にも抜擢された。スタジオコメットご出身。アニメーションの演出・絵コンテ・監督を主に行っている。

 

そして、今まで味わったことのない現場の雰囲気

大きく意見が2つに分かれることも・・・(´;ω;`)

 

  1. 映像に近いもの(綺麗な絵)・・CGなどを使って立体的に魅せたもの。見るお客様をアッと驚かせるにはこちらの考えかもしれません。しかし、こちらの手法で実際に動いていくにはリスクもあり、その手法を使うにはかなりの技術が必要になり、また未熟な者が多いと時間もかかってしまうというデメリットも。
  2. 現状の力でできるもの(簡単な絵)・・線のタッチなどが簡単になり誰でも書けるようなもの。お客様にとっては少し物足りなさを覚えたり、逆にそれが味だと思って頂けたりするのかもしれません。こちらの手法ですと、時間内の作業やクオリティを下げる心配がなくなり、かなり現実的なものです。しかし、こちらは、はたから見ると冒険をせずに守っているよにも見えるのかもしれません。

 

2つの考えはそれぞれに筋が通っていて、どちらの考えにも賛同する方はいらっしゃいます。

だからこそ、対立が生まれてくるのかもしれません。真剣な現場である証拠ですね。

 

まじめな現場が初めてだった木村社長は息苦しさを覚えた現場でもありました・・・。

 

 

さてさて気になる木村社長の演出回は以下の通り♪

1話「Angel」

6話「Memory」

9話「Blindly」

12話「Beginning」

 

是非こちらもチェックしてみてくださいね(^▽^)/

 

このように、チャンスチャンストライアングルセッションは、今の木村社長に繋がる出会いがあり、そしてアニメーションを創っていく上での真剣な想いを持った考えに触れ、木村社長自身もいろんなことを感じることができた作品でした。

 

まさに、ターニングポイントとなった現場でした。

 

これからもより良いアニメーションを創っていきましょう!木村社長

 

士のように勇ましく、

き(好き)な人と

を以て貴しとなし創る

 

 

お時間を割いて読んで下さいまして

本当にありがとうございました。

 

 

井村 万里子

 

 

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