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ゆーちゅー武27_真・女神転生Dチルドレン ライト&ダーク

みなさまこんにちは。声優の井村万里子です。

本日は、「真・女神転生Dチルドレン ライト&ダーク」についてお話ししていきます。

 

ゆーちゅー武27_ドッコイショ

真・女神転生Dチルドレン ライト&ダークとは


 

アトラス様より発売されているRPG作品、「女神転生」シリーズの派生。

アニメ化は2回行われ、それぞれ、「真・女神転生デビチル」、「真・女神転生Dチルドレン ライト&ダーク」と分けられている。

今回は、「真・女神転生Dチルドレン ライト&ダーク」についてお話ししていきますよ(^▽^)/

 

〈真・女神転生Dチルドレン ライト&ダーク〉

 

2002年10月~2003年9月まで放映された。(全52回)

 

図書室の整理をしていたジン・アキラ・レナが見つけた「悪魔大全」。その本の中の呪文を唱えると、地上の時間が止まり、3人はヴァルハラという世界に飛ばされてしまう。

飛ばされた世界でジンとアキラはデビルチルドレンとしての力に目覚め、時の巫女であるアミと共にヴァルハラの平和を取り戻し元の世界に戻るための冒険が始まる。

 

 

アフレコ・制作中のおはなし・・・🐤


〈制作編〉

木村社長は、第21話「ハーミットの手品師」の演出を担当しております‼

ご覧になる際は是非21話に注目してみてくださいね☆

 

さて本題の制作のおはなしですが、

まずこちらの作品に参加される経緯としては、

ビーストウォーズでお世話になった方の紹介でした。

 

初めて関わる制作会社で、毎日知り合いが増えたと話す木村社長。

このときの経験がのちに関わるNARUTOの基盤になったそう。

 

そして、今回監督さんは、小林哲也さん。

魔装機神サイバスターで演出をされ、真・女神転生Dチルドレン ライト&ダークでは、監督をされています。

 

木村社長いわく、小林監督は寡黙でまじめで丁寧でナイスガイな方だそうです✨

 

ただ・・・・・・・制作泣かせな一面も・・・・(´;ω;`)

レナと弟君のキャッチボールのシーンで、コンテ上はキャッチボールを繰り返す内容だったのですが、演出打ちの時に弟君はまだ幼稚園生ぐらいなので、ボールがちゃんと投げられない。
なので、ちゃんとキャッチボールが出来ずボールをあらぬ方向に投げて、転々とするボールを
取りに行ってから投げ返す段取りにして欲しいという要求が・・・

実際この芝居をやったら5カット足し400枚ぐらい足さないといけなくなり、制作さんと僕で
泣きのお願いをし、元のコンテ通りキャッチボールを行うリピートになりました。

流石、植田ひでひとさんの下で演出をしていただけの事はあります。
涼しいナイスガイの表情を保ちつつのドSな所業・・・

ですが、これが植田ひでひとさんから教わった拘りなんだろうなと思いました。

木村社長も幼稚園から野球を始めていますが、ちゃんと胸元にボールが投げれる様になったのは
小学校4年生ぐらいからとおっしゃっていました。

小林監督の言う事も納得はするのですが、演出する方としてはとてつもなく大変な作業になるので
監督の拘りより、制作的な考えでこの案を無しにして頂いたそうです。

小林監督を初めとする、植田ひでひとさんの元で演出を行った方々は、
それだけアニメーションに対するこだわりも強い方だということがわかりますね・・・!

 

〈アフレコ編〉

恒例(?)となりつつある、ブログでのアフレコ話といえば、木村社長が印象に残っている
おはなし。

 

今回木村社長のお心に残っていたのは、レナ役の宍戸留美さん、そして、アミ役の笠原弘子さん。

宍戸さんは、おジャ魔女ドレミの瀬川おんぷ役であり、ご近所物語の幸田実果子役でもあり、笠原さんは無責任艦長タイラーのアザリン役や魔法騎士レイアースの鳳凰寺風役でもあります。

 

木村社長は、現場でおんぷちゃんがいること、アザリンがいることに興奮したそうです(●´ω`●)

 

また、今回メインが新人の方だったこともあり、収録監督である三ツ矢雄二さんはご自分で実際にそのキャラの芝居をしてその芝居をコピーさせるなどして、収録を進めたそうです。
その芝居が誰よりも上手いのでグーの音も出ないのですが、その声優さん達も
今では三ツ矢さんと負けず劣らずの芝居を表現しています。

アニメーター、演出、声優も、初めは物真似、模写、コピーから入ります。
そのコピーを長い年月をかけて、自分のオリジナルに昇華する工程が
クリエイティブだと思います。

コピーはコピーでしかない、でもはじめはコピーで良い
木村社長がよくワークショップで仰っています。

 

お仕事の現場によってこんなにも雰囲気が違うものなのだと改めてイムは感じました。

みなさまはいかがでしょうか。

 

そして、どこに行っても変わらないものが、みんな本気でいい作品を創りたいという想い。

その取り組み方はそれぞれですが、この想いだけはどこに行っても変わらないと思います。

 

その根本の部分をずっと持ち続けていきたいぶりおアニメーションでございます。

 

 

士のように勇ましく、

き(好き)な人と

を以て貴しとなし創る

 

 

お時間を割いて読んで下さいまして

本当にありがとうございました。

 

 

井村 万里子

 

 

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