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無責任ギャラクシー☆タイラー監督

こんにちわ。声優の井村万里子です。

本日は心が熱くなるHOTなお話しをご紹介していきます。


2年ぶりの監督!!


そう!何を隠そう我ら「ぶりおアニメーション」代表の木村 寛が

2年ぶりにアニメーションの監督をお務めに‼おめでたい!

 

監督だからいつもやってる仕事の一つでしょ?と

思ってるそこの貴方!

 

ちょっと違うんだなぁ~♪

 

まず、ことの経緯として。

今回、25年ぶりに「無責任艦長タイラー」が

新作として帰ってくるとなり、その監督をアニメ「リコーダーとランドセル」や

「みりたり」「だんちがい」などショートアニメに定評のある木村監督にお話が‼

監督は考えました。

最近のショートアニメをリサーチしてより良いアニメーションを創ろうと。


?監督がリサーチ? 


アニメーション業界にお詳しい方ならば、ここで疑問に思うはず。

まず、アニメ化が決まる前に、いわゆる企画の段階でプロデューサーの方々が

リサーチするならば話は分かります。

アニメ化が決まって、しかも監督自ら動いていくことなんてそうそうないと思います。


ここが、今の木村 寛監督のポイント☆


昔は、作業中心に言われたままを行い、少し調べもするが、

動機を裏付ける理由までにはいかなかったそう。

そのうち、目的意識を失い、何の為に仕事をやってるのかというジレンマに陥り、

考えた挙句、お客様のためだという初心にかえる。

 

誰だって、作業に陥りやすく、考えることをいつの間にか放棄してしまう。

確かに楽だし時間もかからない。だけど、それで動いたものは中身が空っぽだし、何も残らない。。。

 

悲しいけど、私も営業をやっていた時に経験あることです。

きっとこれは業界にとらわれず、どこにだってあること。

 

話がそれてしまいました!戻しましょう!

 

とまぁ、こういう想いから木村監督はリサーチを行うことにしたのです。


リサーチtoリサーチ 


〈最近のショートアニメ〉

有名なショートアニメといえば、おじゃる丸(10分)、忍たま乱太郎(10分)。

中には、「てーきゅう」のように9期を迎える作品も出てくるなど

確立されたものも出てきている。

 

〈チェックポイント〉

皆様がもしこれからアニメを制作していくとなったとき、

どのような点を意識していきますか?

 

~木村監督の場合~

  1. 作品のテンポ感
  2. ストーリー性
  3. 絵柄
  4. 全体のクオリティ
  5. コストパフォーマンス
  6. 声優
  7. OP・ED・PVなど

 

普段私達がアニメを見るときに気になる点ばかりですね!

ただ注目すべきはコストパフォーマンス通称コスパ。


キーワードはフラッシュと3


〈フラッシュアニメ〉

Adobe Systems社のwebコンテンツ制作ツールを使用したアニメ。

(最近だとケロロ軍曹もフラッシュアニメされてます)

簡単にいうと誰でもアニメ創れちゃうやつ!

〈3Dアニメ〉

キャラクターの動きをプログラムでつけたもの。

(亜人やシドニアの騎士など)

 

フラッシュアニメ、3Dアニメ、どちらも小人数でできるメリットあり♪


☆セルアニメーションの現状☆


 〈セルアニメーション(2D)〉

(東映動画さんや手塚治虫さんが発明した日本のアニメ文化) 

紙に1枚1枚絵を描いていき、
LO(レイアウト)、原画、動画、仕上げ、撮影等を

大人数で分担して映像を創っていくもの。

現在では様々な工程でデジタル化しています。

 

しかし・・・・・

1950年あたりから基本の作り方は変わっていない
為、大量の人員で制作予算を分配するので、コストを増やさない
と2Dアニメーションは作成できないのが現状なのです。。。

 


☆コストパフォーマンス☆


セルアニメーションとフラッシュ・3Dを比べると、

明らかなのが必要な人員の数の違い。

これにより、コストを抑える可能性と今後の広がりが期待できる・・!

 

そしてさらに、20分アニメとショートアニメを比べてみると

そのコストの差も歴然。

 

20分アニメ→1億5千万~2億円

ショートアニメ→1000万~2000万

 

およそ10分の1で制作が可能✨

 

 

さてさてそう考えると、

可能性に溢れたフラッシュと3Dを使って

ショートアニメを創っていくことは

未来のアニメーションへの第一歩だと感じます。

 


そう考え、ついに・・・・!


 

「無責任ギャラクシー☆タイラー」の制作へ。

 

 

これからもより良いアニメーション創りを目指して、

常にアンテナを伸ばしていろんなことにチャレンジしていきたい。

そんなぶりおアニメーションでございます。

 

 

士のように勇ましく、

き(好き)な人と

を以て貴しとなし創る

 

お時間を割いて読んで下さいまして

本当にありがとうございました。

 

 

井村 万里子

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