トリプルスレットが出来るまで『その4』
木村寛原作、コンテアニメーション『トリプルスレット』
原作コンテンツ
少し時間が空いてしまいましたが、トリプルスレットが出来るまでの
の続きブログを書いていこうと思います。
第1稿の面白くもなんとも無い所から2稿3稿を書く時に気を付けた事
・テーマ
このテーマを明確にして、筆が止まった時や逆に筆が進み過ぎてしまう時
一度振り返って、テーマに沿っているか確認する事。
筆が進むとどうしても、自らの手癖で描いてしまいテーマから逸脱する事が
多々有ります。ノリノリで楽しいからこそ、基本となるテーマから外れてしまい、
物語りの根底が揺らぎ、キャラがブレ、収拾がつかなくなります。
今回トリプルスレットの最終的なテーマは、
『馬鹿が強い!』
をテーマにしました!
1稿目のテーマは
『基礎、基本の重要性』
でしたので、1稿目はテーマ通りといえばテーマ通りなんで、
ある意味シナリオの書き方的には正解なのかもしれません。
基礎、説教、面白味の無いつまらないシナリオでしたが・・・
なので、テーマによって作品の方向性がかなり変わってしまうので
このテーマ選びが、作品の良し悪しに大きく関わると思います。
テーマ選びが決まったら、次はキャラクターをテーマに合わせて
性格付けや追加キャラや排除キャラの選定をしていきました。
このキャラクターについてですが、前回のブログで紹介した
「人を惹きつける技術」著者小池一夫
・主人公には弱点、ライバルには欠点」
・キャラクターには、宇宙一の何かしら特徴を持たせる事。
・会話を聞いた時の反応を「・・・!?」だけでなくその後、リアクションによって
キャラクター性が出てくる
トリプルスレットが出来るまで『その3』
これを元にキャラクターの履歴書を作成します。
↑こんな感じで作成します。
この方法は、ハマトラのシリーズディレクターをやっている時に
プロデューサーの方から教わった方法で、凄く分かりやすく、
これが有るか無いかで、各スタッフさんのキャラクター理解度が
かなり変わります。
・修正テーマと修正キャラクターの履歴書が作成出来た所で、
いよいよシナリオの書き直しに入っていきます。
シナリオの書き直しは次回のブログでつづらせて頂きたい
と思います。
トリプルスレットに対するご意見ご感想を
お気軽に頂ければ幸いです。
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これからも武犂和アニメーションを
宜しくお願いします。
2017年4月アニメ制作会社、株式会社ぶりおアニメーションを設立
アニメ監督、演出、制作、作画業務を基盤にアニメ原作、アニメ演出、作画、声優の講師、アニメを使った新しいコンテンツ作成中
『和の心を持って、好きな人と楽しくアニメを創っていく』をモットー突き進む、呑兵衛です。
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