大手企業の企業戦略について考える
みなさまこんにちは。声優の井村万里子です。
本日は、「大手企業」についてお話ししていきます。
大手企業とは
資本金の総額が3億円以上で、従業員数が300人を超える企業を主に指します。
業種によってこの基準はバラバラです。
例えば・・・
- 卸売業・・・資本金が1億円以上、従業員数が100人以上。
- サービス業・・・資本金5000万円以上、従業員数100人以上
- 小売り業・・・資本金5000万円以上、従業員数50人以上 他
とこんな感じです。
大手企業のメリット
一般的な大手企業ですと・・
- 福利厚生がしっかりしている
- ネームバリューがある(会社名だけでなんの会社かすぐわかる)
- 周りからの評価が高い(信用性)
- 企業の安定性(倒産の心配がない)
- 給与が高い
などがあげられるのではないでしょうか。
大手企業のデメリット
メリットとは反対にデメリットはいかがでしょうか。
みていきましょう。
- 人間関係の構築が難しい
- 企業ルールが厳しい(企業が大きければ大きいほどそれに反する意見が出にくい)
- 労働時間が長い
- 人事制度(人が多い分、個々の実績がみえづらい)
- ネームバリュー・社会的信用へのプレッシャー
など、メリットとデメリットを見比べてみますと、
メリットである部分がデメリットに繋がっていることがわかるかと思います。
従業員数が多い分、そこにかかるメリットもデメリットも大きい。
また、社会的な信用があっても何か問題があれば
すぐに失ってしまうほどの大きなリスクをもっているのも大手企業です。
では、アニメーション業界ではいかかでしょうか。
アニメーション大手企業特徴
以前零細企業で勝つ戦略でも少しご紹介しましたが・・
なんといっても
「共有や話し合いと称した会議が多い」
大きなアニメ作品になればなるほどその会議は多く、且つ、そこには各部署のトップが参加しているため、会議に参加している間の仕事が滞ることもしばしば・・・。
(トップが会議中のため、下の者は何か確認したくてもすぐにできなかったり、
逆にトップが会議で得た情報をすぐ下の者に伝えづらい状況があったりする)
また、昔ながらのやり方を大事にしている点も大手企業の特徴かもしれません。
さらに、人が多い分、各部署の仕事をかなり細かく分担しており、共有が難しい面も多々・・・。
アニメを創っていくために
大手企業がこれまで歩んできたもの・培ってきたものを否定する気はさらさらなく、
むしろ尊敬や学ぶべきものだと考えております。
しかし、大手企業といってもアニメーションを創っていくには
その専門の企業にお願いすることだってでてくるはずです。
その時に、必ず問題が出てくると思います。
その問題をどうか見過ごさず、いかにして、
限りある時間の中で物事が円滑に進んでいくのかを考えていけましたら、幸いです。
これからもより良いアニメーションを創っていくために、
日々考えていきたいぶりおアニメーションでございます。
武士のように勇ましく、
犂き(好き)な人と
和を以て貴しとなし創る
お時間を割いて読んで下さいまして
本当にありがとうございました。
井村 万里子
声優。俳優。
元食品メーカー営業勤務。
芝居の魅力に惹かれ脱サラ。
ぶりおアニメーションブログ担当。
趣味:観劇・珍味料理を食べること。
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