声優ワークショップ~ギャグアニメ編~

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みなさまこんにちは。声優の井村万里子です。

本日は、「声優ワークショップ~ギャグアニメ編~」についてお話ししていきます。

 

今回は大きく3つのポイントに分けてお伝えしてきます。

 

  1. 現場の空気は明るい方が良い

  2. アドリブを入れるなら、テスト時に本域で行おう

  3. 準備は万全に

 

 

ℚ.何故現場の空気が明るい方が良いのか?

みなさん、思い出してみて下さい。

バイトや職場の雰囲気が仕事中と飲み会中とでは、全然違うと思いませんか。

 

当たり前じゃんと思われるかもしれませんね(笑)

しかし、この雰囲気の違いにヒントがあるのです(`・ω・´)

 

カリカリとパソコンに向き合う職場。もちろん、笑い声なんてそうそうにあがりません。なんなら話し声も煙たがられるかもしれませんね。

 

このシーンとした冷たい空気。この空気の中で一発芸ができますか?

たとえできたとしても、滑るのがおちです。

 

では、飲み会の場を思い出してみましょう。

上司も同期も後輩もお酒が入って意気揚々とおしゃべりに夢中になっています。

仕事中ではなかった笑い声さえもこのときはそこら中に聞こえるはずです。

さて、この温かい空気の中で一発芸はできますか?

 

前述のシーンとした冷たい空気に比べるとはるかにやりやすいし、笑いも起きやすいことでしょう。

 

これが、アフレコの現場でも同じことがいえるのです。

 

ただ、私達は冷たい空気も温かい空気も作品やシーンによって自分らで作っていかなければなりません。

 

今回の、ギャグアニメ作品の際はいかがでしょう。

ギャグが飛び交うものだとしたら、それが受け取りやすい空気をつくることが大事です。

現在、この空気作りを中堅の役者さん、もしくはギャグ担当の方が行ってくださっております。

そうすることで、新人さんも必要以上に固くならずにアドリブさえもやりやすくなります。

そして、ギャグの切れも良くなります☆

 

なので、(ギャグ作品の)現場の空気は明るい方がよいのです。

 

ℚ.何故アドリブはテスト時に本域で行うの?

収録は、テスト→ラストテスト→本番という流れで行います。

ギャグ作品につきもののアドリブは、最初のテストの時に行います。しかも本域で

 

というのも、最初のテストで役者さんたちが出してくださったものをもとにディレクターさんは調整をかけていくからです。

 

なので、テストではやらなかったのに、いきなり本番だからといって意気込んで行うのはNGです。

スタッフさんだけでなく、周りの役者さんにも迷惑が掛かってしまいます。。。(取り直しになったりするから)

 

また、なぜ本域で行った方がよいのか。

これは、せっかくテストで自分がやりたいものを出しても、ディレクターさんに聞こえなかったり届かなかったりすることがあるからです。

なにも言われなかったからOKだと勘違いして、これを本番でやってNGをくらうことだってあるのです・・・(;´・ω・)

そうするともったいないですよね

もし、テストの時に本域で行ってダメだったらその時にNGをくらいますし、面白くてOKだったら別で録るなどの処置がなされるので、何もしないまま終わるのはもったいないです(`・ω・´)

 

ということで、アドリブを行うのであれば、テストの時から本域で行うべし❢(メインの方にかぶっても恐れずに自信を持って)

 

 

ℚ.何故準備は万全がよいのか?

普段私達がアニメを見ていて面白いアドリブやギャグが光っていて思わず笑ってしまうことがあります。

 

あれはいったいどのように考えていらっしゃるのでしょうか。その場のノリなのか、もともと考えられていたものなのか。

 

その時の感性だと仰る方もいらっしゃいますが、台本にはしっかり何を行うのか書き込みがされているとか・・・!

ただし、準備したものをそのままやろうとすると、それは周りが見えていない自己中心的なものになってしまうので、あくまで準備は準備。

あとは、その場の役者さんたちを見て考えていきます。

(これは、果たして今やるべきか後にとっておくべきか、はたまたやらない方がよいのか・・・etc)

 

なので、割合としては、準備50%、その場の感性50%がちょうどよいのかもしれません(*´▽`*)

 

 

まとめ


  1. 現場の空気について

  2. アドリブについて

  3. 準備について

以上3点についてお話ししてきましたが、どれも考えてみたら私たちの日常生活の中でもいえることがありますね(笑)

 

アニメ業界、声優業界、ちょっと特殊な業界かもしれませんが、特別な世界ではなく、日常の延長線上にあるひとつの世界です。

 

本日お話ししました3点、すぐにできそうなものもあればなかなか難しそうなものとあります。

これは、普段から勉強していくしかありません。

 

アドリブを行いたくても適切な言葉を知らなくてはなりません。面白いギャグをやりたくても方法を知らなければなりません。

 

生活していく中で、そこら中にそのヒントが隠されています。(友達、親、バイト先の方、上司、ほか道端を行く人々など。要は人間観察。)それをキャッチできるかどうかは自分次第です(`・ω・´)

 

もっと高みを目指して日々精進していきましょう♪

 

 

士のように勇ましく、

き(好き)な人と

を以て貴しとなし創る

 

 

お時間を割いて読んで下さいまして

本当にありがとうございました。

 

 

井村 万里子

 

井村 万里子

声優。俳優。
元食品メーカー営業勤務。
芝居の魅力に惹かれ脱サラ。
ぶりおアニメーションブログ担当。
趣味:観劇・珍味料理を食べること。