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声優のマイクワークについて

こんにちは!声優の岩本紗依です。

「木村 寛の声優スクール」お得なキャンペーンのお知らせ

2019年からスタートしたキャンペーンのお知らせです。

ぜひこの機会にご利用ください。
ご質問等ございましたら、お気軽に木村寛まで!

 

☆5回チケット発売
定価¥27,000(税込) → ¥25,000(税込)3ヶ月有効
+さらに初回無料(実質6回受講できます)!

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ワークショップ参加申し込みフォーム

 

テーマは、

マイクワーク」です。

声優未経験者歓迎の木村 寛の声優スクールでは、
はじめてアフレコ実習を行う方も多くいます。
木村監督が日々たくさんの収録に立ち会っていらっしゃるなかで、
マイクワークが不安、マナーが分からない、という方が参考にできる
基礎的なポイントをいくつか教えてくださいました。

何度もアフレコ実習を重ねている皆様も、おさらいしながら
自分を省みる機会にしていただければと思います。

では、お伝えしていきます!

 

ワークショップ詳細はこちら☆

 

□テーマ「マイクワークについて」

アフレコ中、「自分のセリフを言い逃してはいけない」と緊張して
気持ちが前のめりになっている方もいるかと思います。
そういう時は集中して視界が狭くなってしまうものです。
周りまで気を配り視野を広げ、立ち位置・立ち振る舞いに気をつけましょう。

 

マイクへの入り方

セリフを言いそびれることなくマイクに乗せるためには、
入れるマイクを見極めてタイミングよくマイク前に立つ必要があります。
基礎的な知識のひとつとして、自分のセリフの2つ前のセリフを言う人のマイクに入るなど
台本と映像資料を見ればある程度予習をしてくることができます。

ですが、必ずしも全員が同じように考えてくるかどうかはわかりません。
セリフの追加変更などで状況が変わることもあります。
それでも「自分のセリフを確実に言わなければ!」と思うあまり、
自分のセリフがないところでもマイクの後ろに立ってしまう 方がいます。
これはNGです。

なぜなら、スタジオの構造としてマイクの背側にコントロールルームがあるからです。
ミキサーはどの役者がどのマイクに入っているか見ながらボリュームを調節しているので、
マイクに入っている人のうしろに立たれてしまうと、
見えにくくなり作業ができなくなってしまうのです。

自分のセリフ以外は、マイクの後ろに立つのはNGです。

もちろん、2・3カットなら近くに立っていないと入りそびれてしまいますが、
10〜20カット空く場合は、席に戻る時間がなかっとしてもサイドにはけるよう
心がけてみてください。

 

マイクからの立ち去り方

セリフを言い終わり、マイクから離れるときは
台本を持っている方向に振り向いてはけると良いと思います。

そうすれば「どちら側に振り向きますよ」と言葉で言わなくても、
右手/左手で台本を持っていることが共演者へのサインになります。

この時のNGは 真後ろに後ずさりして立ち去ること です。

立て込んでいる時につい真後ろへ下がってはけてしまうと
次にマイクに入る人の台本にぶつかってガサッと大きいノイズを立ててしまいます。

大急ぎで立ち去る必要がない場合など、状況によっては
必ずしも台本を持っている手の側へ振り向かなくてもいいかもしれませんが、
真後ろに後ずさりしてはけるのは、常習化を避けるためにやめておいた方が良いでしょう。

また、ノイズといえば…
「足音をたてない」のはスタジオマナーの基本です。
ワークショップ中に走ってしまう方がちらほらいらっしゃいます。
クセにならないよう要注意です!

そして、席に戻って座るタイミングについては
まれに椅子自体が鳴ってしまう環境もありますので、
誰のセリフもないところで座るように心がけると良いと思います。

 

マイク前で演技するときの注意

さて、タイミングよくマイク前に立てたら、
次はどんなことに気をつければ良いのでしょうか。

 

どれくらい口を近づけるの?

マイクと自分の距離を適切に取りましょう。

専門学校や養成所では30cmくらい(台本の縦の長さくらい)と教わると思います。

目安はそれくらいです。
ただこれは、スタジオの仕様やマイク性能、芝居によって臨機応変に考えて変えていい部分です。
例えば、つぶやきは少し近づいて、叫びは少し横を向いてマイクから口を離す。
そのシーンの芝居に合った距離感は、テストのときに調整してください。

複数人の現場なら、周りの役者さんからスタジオのルールを見て学んだり
スタジオの仕様に関わることはミキサーさんと相談したり。
いかなる場合でも30cm、ではないということを心に留めていただければと思います。

 

台本のめくり方

マイクは円形に音を拾うため(いわゆる金魚鉢型の円)、
台本はマイクの下の方でペラっとめくるようにしましょう。

 

自分が使ったマイクは覚えておくこと!

複数人でのアフレコは、大体マイクが3〜4本立ててあります。
ミキサーは誰がどれを使うかチェックしてボリューム調整等しますので、
テスト・ラステス・本番で同じマイクを使うようにしてください。
テストをやってみて入りづらいことがわかった際には変更点をミキサーさんに伝えましょう。

 

身長が低い方へ

少なくとも1本以上は、一番身長の低い人にあわせてマイクを立てますが、
マイクワークの都合上ちょうどよいマイクに入れない可能性もあります。
背伸びをした状態では良い芝居はできません。
厚底の運動靴を履くなど、複数人アフレコのときは
そういう気遣いも必要になるのではないかと思います。

逆に、高身長の方が低いマイクに入る場合はまっすぐ腰をおとして
お腹から声を出せる姿勢をとっていただければokです。

 

収録はノイズを防ぐファッションで!

革靴のギシギシ音、きぬ擦れシャカシャカ、じゃらじゃらアクセサリー…
こういったノイズは予防して、音の鳴らない服装を心がけましょう。
マイク前では静止して芝居しろ!という音響監督もいるかもしれませんが、
ある程度動いて芝居をしたほうがいいと思っています。
動いてもノイズが鳴らない服装で臨んでください。

 

マイクワークより重要なこと

言わずもがな、マイクワークより芝居が大事です。

芝居をおろそかにしてしまうのは本末転倒!
ワークショップでマイクワークに時間を割いて習いたい人もいると思いますが、
先に述べたようにスタジオの仕様やマイク性能、監督など現場によって違うので、
わからないことは各所でベテランさんや監督に恥ずかしがらず聞いてください。

アニメーション監督として思うのは、マイクワークやボールドに合わせる技術よりも
お芝居のほうがよっぽど気になりますし、重要です。

ボールド(尺)については、制作側と声優側でセリフの抑揚やスピードに
解釈違いが出てくることもあると思うので
「ここはこのキャラクターならこう言う!」と思ったら臆せずやってほしいです。
それでボールドに合わなくなったとしても、
素晴らしい芝居を出してくれたらパク(口)は後でいくらでも直します。

そもそも、マイクワークが完璧でなくても、芝居が良ければ別録りできるんです。

新人ならば尚更、良い芝居を思い切りやって欲しい!
わからないことは聞けば皆教えてくれます。

こういった理由から、「マイクワーク特化のWSはないんですか?」と言われても
『みんなのお金と時間をもらって長時間割くのはもったいない』と思うわけです。
もちろんアフレコ前に10分ほど説明の時間を設けることはあります。
そして実践中にわからないことが出てきたら、質問していただけたらその都度お答えしています。

だから、そんなに必死に悩まなくてもいいんじゃないのかなと…
今回お伝えした基礎的なことに気をつけて、のびのびと芝居してください。

 

木村 寛の声優スクールでは

 

・成澤卓アシスタントによる基礎滑舌講座
・AR練習
・体幹トレーニング
・課題、キャラクターリサーチを紙に書く事による知識の定着を促す

この4つを主題にレッスンを行っています。

では、木村 寛の声優スクールで会える事を楽しみにしております。

 

ワークショップ開催日程

毎月第2・第4日曜日

12時~16時

開催場所

SSP (高田馬場駅から徒歩5分)

アクセス

ワークショップ参加申し込みフォーム

【参加費】
5000円/回 (税込5400円)

【定員】
10名

ご参加お待ちしております!

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