声優に求められる声とは
こんにちは!声優の岩本紗依です。
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□テーマ、「声質」と「画」の共通点
突然ですが、あなたが好きな声優さんはどんな「声」ですか?
そしてあなたが好きなアニメはどんな「画」でしょうか?
声優として、またアニメ演出家として行きていくためには、
今の世間と業界からのニーズを把握して、求められる存在にならなくてはいけません。
今回は求められる「声質」「画」についてお伝えしていきます。
声がいい、ということ
声優は声がいい。当然だと思います。
そして同時に、これは声優ならば最初に求められてしまう要素でもあります。
アニメのキャラクターを声で表現するのだから、「声に特徴がある」ほうがウケるんです。
声がよければ、芝居や滑舌がイマイチでもアニメに起用される可能性もありますし、
しかもキャラクターとマッチしていれば違和感なく見れてしまう場合もあります。
もちろん芝居も滑舌もよければ尚良いのですが、逆に芝居と滑舌がよくても
声がよくなかったら(アニメの画にマッチしていなかったら)見ていられません。
当たり前のことですが、まず声優ならばいい声であること。
声の印象が強いこと。
これが、仕事をしていく上でまず求められることです。
演出論よりも重要なこと
さて、アニメの絵面にも、画の強さが求められています。
特に重要視されているのは「かっこよさ」「綺麗さ」です。
これまで絵コンテを描くのは演出の仕事でしたが、
アニメーターが描くと絵としてわかりやすいという理由で
アニメーターと演出を兼ねられる人が描くことも増えてきています。
この点に関しては一長一短で、
アニメーターが描く絵コンテはきれいでわかりやすいですが
実際にその後作業するのもアニメーターのため、作業的に難しいことを避けたり
演出としての勉強が不足している場合もあります。
例えば基礎的な「演出論」というのがあります。
・まずロングカットで一同が歩いている様を見せる
背景もしっかり見せて場面を伝える
・そのあと、ミドルカットで3.4人を移すカットにもっていく
各キャラクターが何をしているかを見せる
・そしてアップショット
大事なセリフのシーンはカメラを寄ったり切り返して見せていく
この演出論ができていない人というのはあまり居ませんが、
「寄りのカットが描きやすい」という理由から
ミドルカット・アップショットを多用する人がいます。
なぜなら、
ロングカットは描くのがつらいんですよね…。それとキャラクターが書き込めず
作画崩壊と言われる事も…
大変でも、引きで見せるのはカット絵面として必要なのですが。
ニーズが絵面重視になっている今、ある程度寄りのカットを多く使った方が
修正もしやすく、綺麗に描ける。クオリティを保てるという訳です。
今は打ち合わせの場で、絵コンテを見て諸々判断されることもあります。
先方の担当者にアニメ業界の知識がないこともザラです。
となると、絵コンテでもそれなりに綺麗に描けるアニメーターのほうが重宝されます。
一般の方に伝わるコンテが描けることも重要なのです。
芝居を届けるために「現状」を理解しましょう
一般の方に伝わるコンテの話は、声優にも共通しています。
「芝居ができる人より、滑舌が甘くてもいい声の人が選ばれる」とは、そういうことです。
もちろん皆さんが声優を目指したきっかけは、
そのアニメに出て居た声優の”声がよかったから”だけではないでしょう。
シナリオの良さや、演出・音楽・背景・効果音の総合的な積み重ねがあったときに
「面白い!」と思ったのではないかと思います。
そして、そんなアニメの楽しさを今度は自分が届けられる側になるために
芝居を磨いていることと思いますし、ぱっと見の絵面よりも、
芝居や演出やシナリオの良さを視聴者にも受け取ってもらいたいと
望んでいるのではないでしょうか。
芝居を見てくれ!演出論を見てくれ!!という熱い思いはとてもわかります。
その思いを叶えていくためには「現状」を理解することが、
仕事につなげていく一歩だと思います。
アニメ演出の仕事も、過去の現場で学んだ演出論と真逆のことをやって
ヒットを飛ばしている最新作品が実際にあります。
今のニーズを理解することが必要です。
「声を磨く」ことを第一にやっていく!
芝居論も大切だけれど、声優を目指すのであれば芝居論に逃げず「声質」を上げていく。
アニメーターは綺麗な「画」をみせる技術を上げていく。
演出論なんかよりも、ファンが求めているものを出していく。
アニメ声優らしい声質とは何か、売れている人をモデリングすれば分かってきます。
アニメに出てくる「勇者」「魔王」「ツンデレ」「ロリ」などのキャラクター声は、
大勢の人々のなかでほぼ共通認識と言えます。
売れてる人=スポンサーや監督サイドで使いたい声であるのは明確です。
最初は真似からでも、世間の求めているものがそれならば、まずは真似してみましょう。
近い声が出せたあとに、各々のオリジナリティを入れていってほしいと思います。
繊細な芝居の良し悪しがわからないクライアントに自分を選んでもらうため、
一番伝わる強みは「声がいいこと」となります。
芝居を届けるためにも、まずは声を磨いて行きましょう。
声は鍛えれば声優らしい・役者らしい声になります。
ぶりおアニメーションワークショップでは声を鍛えるカリキュラムを組んでいきます。
「声に(声優としての)特徴がない」人が声優らしい声質を身に付けつつあるというのは
この目で見てきているので、自分の気持ち次第で変われるんです。
木村 寛の声優スクールでは
・成澤卓アシスタントによる基礎滑舌講座
・AR練習
・体幹トレーニング
・課題、キャラクターリサーチを紙に書く事による知識の定着を促す
この4つを主題にレッスンを行っています。
では、ぶりおアニメーション声優ワークショップで会える事を楽しみにしております。
□ワークショップ開催日程
毎月第2・第4日曜日
12時~16時
□開催場所
SSP (高田馬場駅から徒歩5分)
【参加費】
5000円/回 (税込5400円)
【定員】
10名
ご参加お待ちしております
いわもと さより
声優・ナレーター
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