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アニメーション監督が語る信頼できる声優について

お世話になっております。ぶりおアニメーションの代表取締役、アニメ監督、演出の木村  寛です

「木村 寛の声優スクール」お得なキャンペーンのお知らせ

2019年からスタートしたキャンペーンのお知らせです。

ぜひこの機会にご利用ください。
ご質問等ございましたら、お気軽に木村寛まで!

 

☆5回チケット発売
定価¥27,000(税込) → ¥25,000(税込)3ヶ月有効
+さらに初回無料(実質6回受講できます)!

☆10回チケット発売
定価¥54,000(税込) → ¥48,600(税込)6ヶ月有効 1回分無料!

☆ご紹介割引
1人ご紹介につき、参加費1回¥5,400(税込) → ¥4,320(税込)

 

ワークショップ参加申し込みフォーム

 

ワークショップ詳細はこちら☆

 

 

□テーマ:長台詞

 

前回の木村 寛の声優スクールでは、男女とも長台詞
をテーマにアフレコ練習をさせて頂きました。

 

別の声優ワークショップでも長台詞をテーマに
練習したのですが、読むのに必死で全くキャラクター性がなく
芝居、メリハリが無く、読み間違え、読めてない等、散々な結果になってしまいました。

長台詞部分は、アニメーションで動きを拘り表情を拘りレイアウトを拘り
撮影処理を拘り音楽や効果音を拘ったとしても、一番視聴者に入ってくる

情報は役者さんの演技だと僕は思います。

長台詞は役者さんの見せ場、それを一行事にディレクションするのは無粋だと
僕はいつも思っているので、役者さんの緩急、どの台詞を立てるのかも含めて
役者さんに芝居を預けるディレクションを心掛けています

 

ですが、結果的にはここでメリハリをつけて欲しい、ここはブレス無し一息で言って欲しい、逆にブレスと間を入れて欲しい、張り叫んで欲しい、叫ばずにクールに強さを出して欲しいとディレクションを入れてしまいます。

 

これは好みの問題かもしれないので、ディレクションすれば良いだけなので大きな問題として捉えていません。

問題は、ワークショップに来てる生徒さんの中に、お腹の支えが極端に無い人達が多い為長台詞の後半では息が続かず、演出内容とは別の意味で疲れた芝居になってしまう事が多々あります。

 

毎回このブログ(メールマガジン)だったりで書く事ですが、基礎となるお腹の支え

が大事。基礎のお腹の支えが無い所でAR練習ばかりしてもマイクワークやボールドに合わせる技術は身に着けていけるかもしれませんが、本質の芝居向上の役目は効果が薄くなってしまいます。

 

木村 寛の声優スクールでアシスタントを行っている成澤卓から聞く
お腹の支えを強化する練習方は!?

 

・外郎売

・ジャックと建てた家(5行に1回呼吸)

・息吸い20秒止めて40秒かけて吐く

 

上記の3つが効果的です。
体幹トレーニング、ロングブレス、風船ふくらまし、パワーブリーズ

等も効果はありますが、芝居をする筋肉は芝居で鍛えるのが効果的!

この考えはスポーツトレーニングにも通じる考え方で、

野球におけるバッティングに必要な筋肉は、素振りやバッティング練習で

培われる。

 

ピッチャーもピッチングの投げ込み事により、ピッチャーに必要な

筋肉が鍛える事が出来る。

 

勿論それだけでは、全体を鍛える事が出来ないので
ランニング、ダッシュ、ジムトレーニングをします。

役者も同じ事です。
芝居の中でトレーニングしていった方が効果的です。

ただ闇雲に練習しても効果は薄いので、この練習で一体何を鍛えたいのか
この練習における最終目標は?

効率化を図り間違いだったり別の効果的方法を発見したなら軌道修正も大事です
トレーニング方法もこれが自分に本当に合っているのか考えてみる。

僕が書いてる事も合わない人も居ますし、別の方法が効果的な方もいます。
常識を疑い、本当に自分に合うのかをトライ&エラーを繰り返しながら
ご自身に一番適したトレーニング方法を見つける事が基礎能力向上の近道だと
思います。

メジャーリーグで活躍中のダルビッシュ選手はおっしゃった

『練習は嘘をつかないと言いますが、考えてやらないと

練習は平気で嘘をつきます』

 

基礎練習の目標設定について

声優さんの目標は、視聴者にキャラクターになりきった台詞を伝える事が一番大事な事だと思います。

 

長台詞になるとお腹の支えが足りなくて息切れしてしまうのでは、ファン以前に現場からあの役者さんにこんな長い台詞を渡すのは怖いのでやめようというお話になっていきます。

 

僕が監督としてその様な場合の対処法

・台詞を削る

・別のキャラクターに割り台詞としてしゃべらしてしまう

・言いやすい言葉に変える

 

上記のやり方で対処してきました。

 

ですがAR現場で修正するには限界はあるので、シナリオ打ちの所で分かっていたなら
そのキャラクターの台詞を極力減らす様に心掛けます。

その様なレッテルを張られない様にする為にも
基礎練習を欠かさず取り組んでいきましょう。

基礎練習木村 寛の声優スクールに来た時にだけやっても
効果は薄いです。最低週5日はやれる様に習慣付けて頂ける良いかと思います。

木村 寛の声優スクールでは、基礎練習に重点を置いて
ワークショップを行っていますので、参加して習った事を実践していく事によって成果が出ます。

ですが、直ぐには結果はでません。
これはコツコツ積み重ね、継続していく事によって習得できるものです。

 

これを読んで思い当たる事がある役者さんは、お渡ししている長台詞の原稿を
何度も読んで、納得できた物を木村に送って頂ければ個別にディレクションさせて頂きます。

人に聞いてもらう事によってモチベーションがあがり単調な基礎トレーングを続けるきっかけを担えるなら、僕はいくらでも協力はします。

 

人間は飽きっぽい生き物です。

まずその重い腰を上げて基礎トレーニングに励む
励めば集中してトレーニング出来ると思います。
そのモチベーションの一角を担える様なワークショップになれれば良いかなと
考えています。

 

木村 寛の声優スクールでは

・成澤卓アシスタントによる基礎滑舌講座
・AR練習
・体幹トレーニング
・課題、キャラクターリサーチを紙に書く事による知識の定着を促す

この4つを主題にレッスンを行っています。

では、木村 寛の声優スクールで会える事を楽しみにしております

 

ワークショップ開催日程

毎月第2・第4日曜日

12時~16時

開催場所

SSP (高田馬場駅から徒歩5分)

アクセス

声優ワークショップ申し込みフォーム

【参加費】
5000円/回 (税込5400円)

【定員】
10名

ご参加お待ちしております

 

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