DEAR BOYS アニメ 演出
みなさまこんにちは。声優の井村万里子です。
本日は、「DEAR BOYS」についてお話ししていきます。
DEAR BOYSについて
八神ひろきさん原作のバスケットボール漫画。
2019年3月現在、月刊少年マガジンにて「DEAR BOYS ACT4」が連載中。
〈あらすじ〉
部員の藤原拓弥が起こした暴力事件によってほとんどの部員が去り、4人しか残らなかったことでチームが組めず、休部状態になっていた瑞穂高校男子バスケットボール部。藤原達が2年生の秋、元天童寺高校バスケットボール部キャプテン・哀川和彦の転入、突然の入部により、部員達の心にくすぶっていた「全国制覇」の夢を目指していく・・・
大きく3部に分かれて描かれており、
〈DEAR BOYS〉
1989年7月号~1997年2月号まで(全23巻)
バスケットボールを題材にした漫画だが、男女の恋愛感情が当事者たちのバスケに関わる者としての成長を促す要素として描かれている。
〈DEAR BOYS ACTⅡ〉
1997年8月号~2008年12月号まで(全30巻)
本格的なバスケットシーンが中心になり、細かい戦術やディフェンスシステムも描かれている。
〈DEAR BOYS ACT3〉
2009年1月号~2016年1月号まで(全21巻)
〈アニメ版 DEAR BOYS 制作時のお話〉
2003年4月~9月までテレビ東京にて放映。(全26話)
〈アニメ制作時について〉
監督:工藤 進さん
工藤監督とのエピソードブログはこちら↓↓
(チャンスチャンストライアングルセッション・炎のミラージュ)
工藤監督とは、過去チャンスチャンストライアングルセッション、炎のミラージュでご一緒しており、炎のミラージュ後はそれぞれ別々の道(会社)に分かれたが、今回久しぶりに連絡がきた。
その連絡というのが、仕事を一緒にやらないかというお話しだったそうです。しかも、演出だけでなく、コンテの修正などもお手伝いしてほしいとも言われたそうです。
今回ご一緒するのが3本目というのもあり、信頼関係ができてきたようで嬉しかったと話す木村社長。
また、個人的に中学時代好きだった女の子がハマっていた作品で思いれも強かったそうです(笑)
音響監督:三間 雅文さん
三間さんのお話しはこちらのブログでもご紹介させて頂いております↓↓
今回、初めて三間さんとご一緒にお仕事をされた木村社長。
その感想は・・・「とにかくすごかった」
何が凄かったのか。
頭の回転がとにかく速くて、一度聞いただけで作品の事は勿論、カット事の表情や演出意図を
即座に理解をして、監督演出陣から要望を細かく聞き、声優さんに対するディレクションが的確であり、木村社長が考えている2歩3歩先のディレクションを行い、その話術もすごかった。
また、音響監督が関わる作品の本数が週に1、2本のところ、三間さんは週5本かけもちをされていらっしゃるそうです
なので、先ほどお話しした的確なディレクションや瞬時に状況やこの作品で何をやりたいのかなどを見抜く力がお仕事を行ってく上で必要不可欠なお力なのだと思います(`・ω・´)
〈制作現場〉
バスケットボールアニメだが、バスケを知る者がおらず、原作者の八神先生が映像を見てチェックして下さっていたそうです・・・(ファウルなど)
ここで木村社長は、スポーツをやるのとそれを絵にするのは全然違うしそれが本当に難しいことだと感じ、いい教訓になったと仰っておりました。
いずれスポーツ系のアニメをやるときは、実際に映像をとってそれをもとに絵に起こす(ロトスコープ、はねバト!やユーリ!!!!on ICE 等が行っている手法)必要があると感じたそうです。
〈声優・アフレコ現場〉
今となっては知らないものはいないというほど人気声優の能登麻美子さん。このDEAR BOYS参加時ほぼデビューに近い時期だったにも関わらず、田中敦子さんや喜安浩平さんなどそうそうたる方の中で、能登さんの御声はひときわ印象深いお声で、木村社長のお耳にもかなり残ったそうです。
まとめ
今回のお話しの中でも、人と人とのつながりが見えるエピソードがありました。ある程度の実力は必要かもしれませんが、それ以外はもうぶっちゃけ人間力だとイムは思います。
また一緒にお仕事したいだなんて言ってもらえるほど嬉しいことはないですよね(*´ω`)
イムもそんな風に言って頂ける日がくるように頑張るぞ
武士のように勇ましく、
犂き(好き)な人と
和を以てアニメーションを創る
武犂和(ぶりお)アニメーション
お時間を割いて読んで下さいまして
本当にありがとうございました。
井村 万里子
声優。俳優。
元食品メーカー営業勤務。
芝居の魅力に惹かれ脱サラ。
ぶりおアニメーションブログ担当。
趣味:観劇・珍味料理を食べること。
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