声優の声真似から見えるもの
こんにちは。声優の岩本紗依です！
今回は、自分でできる練習のひとつとして
放送中のアニメを観て練習するキャラクターリサーチ実践編
について木村監督に伺いました。
□キャラクターリサーチとは？
ぶりおアニメーション声優ワークショップでは、アフレコ事前課題として
シートを活用したキャラクターリサーチを行なっています。
リサーチしたら、実践していきましょう！
以前ワークショップブログで、世間と業界から“今”求められている声質を把握して
求められる存在にならなければいけないとお伝えしました。
キャラクターリサーチは、市場を知るのに有効な取り組みです。
どんな業界でも、どんな仕事においても、市場調査は必要になります。
“今”求められている声質や芝居を把握したら、実戦練習をしていきましょう！
今売れているアニメのキャスト＝確実に売れている
アニメを観て、売れている先輩声優からモデリングできるところを真似したり
自分のオリジナルにブレンドして演じてみることで、表現の引き出しが増えて
自分らしさを持ちながらブラッシュアップした芝居ができるようになっていきます。
この考え方は「キャラクターリサーチ」の基本です。
しかし、声優をキャスティングして使う側の人たちの中には
売れてる人たちの芝居や声に近い人＝うまいと思う脳になっている人がいます。
学校の友人や職場の仲間の前で、声優のものまねをして「おぉー」と言われたり
それだけで「上手い！」となる現実がキャスティングの現場でもあるのです。
そこで、今回の実践編では、
先輩声優のモデリングできる部分だけでなく
とにかく一度すべてを真似てみる ことをおすすめします。
・ブレスの位置
・言葉の上げ下げ
・声の響かせ方
・キャラクターの感情
そういうところを一字一句真似てみたら、
なんで売れてる人たちはこういう芝居をするのか？が見えてくると思います。
モブとして輝く人たちもいる
これからアニメの現場に出て行きたいワークショップ受講生の皆さんに
モブを演じるチャンスがきたときには、
「モブっぽい芝居」が求められます。
どういう芝居かというと、
作中における「情報のひとつ」になれる芝居です。
声を響かせて演じる癖がある人は響きを抑える必要があったり
芝居の幅そのものが足りない人もいるかもしれません。
これも真似ることで習得することができます。
完全に真似ることによって見えるものがあります。
料理も人気店の味を真似ることで上手くなったり
服も流行に乗ったデザインを作れれば売れます。
シートを使用したリサーチで世間から求められているものを導き出したら
まずガチガチに真似るところから、身体に「今の流行」を落とし込んで行きましょう。
芝居未経験者は、言い方を真似て
まずはアニメならではのデフォルメ芝居を知るところから始めてください。
そうやって実戦していくことが、今売れている声優さんの
芝居の「本質」を体得できるヒントになります。
まずは真似てみよう！
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木村 寛の声優スクールでは
・成澤卓アシスタントによる基礎滑舌講座
・AR練習
・体幹トレーニング
・課題、キャラクターリサーチを紙に書く事による知識の定着を促す
この４つを主題にレッスンを行っています。
では、木村 寛の声優スクールで会える事を楽しみにしております。
□ワークショップ開催日程
毎月第２・第４日曜日
１２時～１６時
□開催場所
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5000円/回 (税込5400円)
【定員】
10名
ご参加お待ちしております！
いわもと さより
声優・ナレーター
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