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「無責任ギャラクシー☆タイラー」音響DB(ダビング)

みなさまこんにちは。

声優の井村万里子です。

本日は、「無責任ギャラクシー☆タイラー」の音響DB(ダビング)について

お話ししていきます。

 


音響DB(ダビング)とは 


 

 

アニメーションの中の音響といえば、みなさま容易にイメージがつくかもしれませんが、

DB(ダビング)と言われると、なかなかピンとこない方もいらっしゃるのではないでしょうか。

 

では、ダビングのお話しの前に、

音響さんのお仕事の流れについてご紹介していきましょう。

 

〈音響さんのお仕事の流れ〉

  1. まず、アニメーションの企画が決まると、アニメ制作会社に連絡が入ります。
  2. 次に、アニメ制作会社から音響会社に音響制作の依頼連絡がきます。
  3. 音響会社の中で、音響監督を選定。
  4. キャスティング(イメージに合う声を探します。必要に応じてオーディションを開くときも。)
  5. 音楽の打ち合わせ。BGMやオープニング・エンディングなどの曲について話し合います。
  6. アフレコ。④の音を意識しながらセリフのしゃべり方や感情、スピード感などを演出していく。
  7. 音楽チェックや効果音の打ち合わせ、仕込み(セリフ、効果音、音楽を画に載せられるようにしていくこと)を行っていく。
  8. DB(ダビング)。そう、ここでついにDBです。映像に合わせて、セリフ、音楽、効果音などをつけていく。→納品。

 

と、まぁ大まかな流れです。

ダビングという作業は本当に最後の最後の段階のお仕事で、

とっても大切なパートです。

 


「無責任ギャラクシー☆タイラー」の音響DB 


 

今回、こちらを担当してくださったのは、

声優の柴田秀勝さんの息子さんでRME株式会社 社長の柴田勝俊さん。

 

小さいころから声優に触れる機会が多かったためか、

声優状況に大変お詳しい・・・!

 

また、名刺がとてもユニークで、一人一人にそれぞれの似顔絵が入っており、

一度見たらなかなか忘れられません。

 

名刺交換が頻繁に行われるなか、このちょっとした面白さが

次の面白さにつながるのかもしれません。

株式会社RMEさまのホームページはこちら

 

また、ダビングはセンスが光るお仕事でもあり、

言うなれば、音の演出家さん。

 

セリフの音、効果音、BGMなどなど、いろんな音がある中で、

場面場面によりどの音を大きくしてどの音を使ったらよいかなど、

この采配によって感動が生まれやすくなります。

 

みなさまこんな経験ありませんか。

アニメをみていてとても感動する場面。

そんなとき、

「どうしてここでこの音楽流れるの余計泣いちゃうじゃない!」と

私は何度も思ったことがあります(笑)

 

これも、音のマジックにかかったようなものです。

そう考えると、音の大事さ、ダビングのすごさがしみじみとわかりますね。

 

 

そんな素晴らしい音に素晴らしい映像をのせられるように

今後も精進していきたいと思ったぶりおアニメーションでございます。

 

 

士のように勇ましく、

き(好き)な人と

を以て貴しとなし創る

 

お時間を割いて読んで下さいまして

本当にありがとうございました。

 

 

井村 万里子

 

 

 

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