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「無責任ギャラクシー☆タイラー」撮影・編集

みなさまこんにちは。

声優の井村万里子です。

本日は、「無責任ギャラクシー☆タイラー」の撮影・編集についてお話ししていきます。

 

 


撮影


 

各部署(背景や作画など)からあがってきた素材をタイムシートに沿って映像にしていく。

現在はデジタル化が進み、パソコン上で行っているが、

移行する前は、背景の紙にセルを重ねてカメラで撮影をしていた。

 

最近は、撮影効果もいろいろな手法があり、

光の入れ方や特殊効果、グラデーションの入れ方などさまざま!

といっても、具体的にどんなものが撮影かわかりづらいですね(笑)

 

以前ご紹介した、天狗工房さんからの背景と原画マンからのキャラクターを合成します。

すると、そのキャラクターがあたかもその場所に存在しているかのように見えます。

しかし、これだけではまだ完成とはいえません。

ここで、さらに、撮影効果を入れていくのです。

 

例えば、光の入れ方。光がどちらから差し込んでいるのかによって

光の当たっている部分とその影が生まれます。

このような効果を入れていくことによって、

アニメーションがより立体的になり迫力のある作品に仕上がるのです

光の他にも、炎や雨などにも細かい効果が入ります。

 

今度意識してみるとまた違った見方で面白いかもしれません!

 

※タイムシート・・・芝居・セリフのタイミングや演出などの指示が書き込んである指示書。

 


編集


 

撮影で作られた映像の調整を行い、アニメーションの放送時間内に収める作業のこと。

何を調整していくのかといいますと、シーンとシーンのつなぎ目や、

キャラクターの口パクとセリフの長さなどの確認・修正をしていきます。

 

いちお客様の目線でみていくこと(不自然な間や違和感がないかなど)、

セリフだけでなく音楽やSEなど完成をイメージして編集を行うと、

より素晴らしい作品が生まれます

 

イメージしたものがハマった時の快感は何物にも代えがたいと思います。

これがまた次のモチベーションにつながるものの一つですね(笑)

 


「無責任ギャラクシー☆タイラー」では 


 

今回、撮影・編集をお願いしたのは、無責任ギャラクシー☆タイラーの元請け会社である株式会社スタジオ・セブン様。

アニメーションやゲーム作品の企画制作や製作を行っている会社様で、

代表作に「おくさまが生徒会長!」や「旦那が何を言っているのかわからない件」など

の制作をされています。

スタジオセブン様のホームページはこちら

 

撮影と編集する会社をそれぞれ別々のところにお願いすることもありますが、

今回お願いをさせて頂いたセブン様はどちらも行える技術をお持ちです!

 

そして、撮影と編集がセットで行えるということは、

またもやここでも時間が生まれるもので、

編集する際に撮影段階でのちょっとしたずれなどを同時に調整することが可能なのです

 

これがもし別々の会社にお願いしていたとしたら、

ここでもまた一つ作業が増え、どんどん後の作業の担当の方に重荷が乗ってくるわけです。

 

もちろん、ケースバイケースによります。

長編アニメーションや、30分アニメになりますと話はまた変わってきます。

 

あくまで、今回の「無責任ギャラクシー☆タイラー」に関してのお話しです。

ただ、このお話しが今後のアニメーション制作の何かの可能性になれば良いなと思っています。

 

常に面白いものを創りだす方が皆様のまわりにもいらっしゃるかと思いますが、

そんな方々を見ていると、毎日が1分、1秒が楽しくて仕方ないような気がしてなりません。

 

まさしく人生を謳歌しています。

 

大事な部分は持ち続け、常に楽しく挑戦していくことが

より良いものを創っていく道しるべになると考えています。

 

 

大事な部分を持ち続け、

1秒1秒を楽しくしていきたいと思うぶりおアニメーションでございます。

 

士のように勇ましく、

き(好き)な人と

を以て貴しとなし創る

 

お時間を割いて読んで下さいまして

本当にありがとうございました。

 

 

井村 万里子

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