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NARUTO・木の葉崩し編

みなさまこんにちは。声優の井村万里子です。

本日は、「NARUTO・木の葉崩し編」についてお話ししていきます。

 

 

前回、「中忍試験編」についてお話しすると言いながら、結局その話には触れておりませんでしたね(笑)

 

そして今回も「木の葉崩し編」と言いながら、木村社長と伊達監督についてお話ししていきます(^▽^)/←

 

 

木村社長演出回について


 

もちろん、「中忍試験編」も「木の葉崩し編」も木村社長、演出として関わっております❢

 

 

〈中忍試験編〉

31話「激まゆプラトニック!僕は死ぬまでアナタを守る」

39話「ゲジまゆジェラシー!『獅子連弾』誕生!」

47話「憧れの人の目の前で」   ←要チェック★理由はこのあと!

55話「切ない想い 願いを込めた一輪」

63話「失格!?キケン!前倒し!波乱含みの大本選!」

 

〈木の葉崩し編〉

72話「火影の過ち 仮面の下の素顔」

79話「リミットぶっちぎり!~光と闇~」

87話「根性!割れろ水風船!」

 

 

こう見ていきますと、中忍試験編ではロック・リー回にかなり関わっている気が致します(`・ω・´)

 

ロック・リーのあの素直さとまっすぐさと健気さといったら(´;ω;`)

イムは特にガイ先生との2ショットが好きでした☆

 

 

さて、ここからおまちかね制作の裏側に参りましょう(^▽^)/

 

 

アニメNARUTOの裏側~伊達監督について~


 

〈伊達 勇登(だて はやと)さん〉

 

1962年生まれ。

日本のアニメーション監督、映画監督。

代表作は、「幻想魔伝 最遊記」、「NARUTO」。

初監督作品は1998年「電脳戦隊ヴギィ‘ズ★エンジェル外伝~進め!スーパー・エンジェルス!」。

 

 

木村社長もかれこれ、NARUTOには約9年(10年といってよいのかもしれない)、関わってまいりました。

その中で、見てきた伊達監督のお姿とは・・・・。

 

  • 常に動き続ける伊達監督

 

通常、監督は机に座って作業される方が多いです。

というのも、アニメーション監督はすべての決定権を持つ方で、各部署で出来上がったもののチェックや指示などを出していかなければなりません。

 

そんな方が常に動き続ける状況っていったい・・❢

 

何かミスがあったのか、はたまた何かの進捗が悪いのか。そんな悪いことばかり想像してしまいますが、ぜんっぜんそんな理由ではございません。

 

もっと素敵な理由です(*´▽`*)

 

  • 伊達監督が会社で行っていたこと(木村社長目線)

 

常に動き続ける伊達監督が会社で行っていたこと、それは「後輩の指導」でした。

例えば、演出が新人だった場合・・・

演出の打ち合わせが終わったあと、演出済LOを伊達監督自らがチェックを行い、その際にどのような指示だしを行なったらよいかなどのアドバイスをされていたそうです。

さらに、演出という立場はアフレコの現場では直接役者さんにディレクションができません。

音響監督を通じて行うので、その時の話し方・伝え方なども考えていかなければなりません。

 

そうした細かいところも含めて伊達監督はお話しして下さったそうです。

 

演出だけでなく、アニメーター、制作、色彩、撮影、諸々の人達に同じ様にコミュニケーション

を取り、漫談を取り入れながら、アニメ制作の技術を教えていました。

 

 

また、人によっては任せるところは任せっきりにする場合もありますが・・・

 

しかし、これはどこの業界でもありそうですが、人に何かを任せることができる人はそれだけその人のことを信頼している証拠だと思います。

また、人を信頼できるというのは一つの能力だとイムは思います(`・ω・´)

 

 

  • 伊達監督のお仕事スタイル

 

会社では常に動き続ける伊達監督。

では、自分の仕事はいったいどこでされているのか。

 

週に1・2日、会社にいらっしゃらず家に引きこもるそうです。

その時に膨大な量のお仕事を片付けるのだそうです・・・。

絵コンテとか絵コンテとか絵コンテとか・・・

 

ここまで労力を割いて教えてくれた人は今までにいないと木村社長は仰っていました。

 

イムもなかなかこんな方には滅多に出会えないと思います❢

 

 

さて、そんな伊達監督のスタイルはというと、

「止め絵を中心に無理な事はせず演出でコントロールできる丁寧なカット割り」を心がけていらっしゃいます。

 

さらに、TVアニメーションの予算とスケジュールに合わせてその中で上記のものを創りあげていきます。

 

  • 伊達監督がいらっしゃる「ぴえろ」というアニメ制作会社とは

 

みなさまもよくご存知の株式会社ぴえろさん。

NARUTOの他にBLEACHや東京喰種トーキョーグールなどもこちらの作品。

 

要はすっっごく大手の制作会社さんです❢(笑)

 

 

そんな会社さんのグロス請けとして木村社長はNARUTOに関わっていたわけですが・・・

 

みなさま、大手会社さんのイメージってどんな感じでしょうか?

イムは大柄で態度がでかくてぇ~とあまり良いイメージはないですね(;´・ω・)

 

ですが、こちのぴえろさんは違います❢

 

というのも、まずぴえろさんが木村社長のいらっしゃる会社に依頼をします。

 

出来上がったもの・・・正直、伊達監督の思うクオリティではなかったそうなのです・・

 

普通でしたら、そこで別の会社に切り替えるところかと思いますが、なんとここで切り替えず、これからも使っていくからという理由で、絵の描き方(主にアクションシーンの入れ方)を教えていくことにしたそうです❢❢

 

すごい話ですっっ

詳しくは

~スポリンピックとNARUTOのお話~

 

 

その甲斐あってか、木村社長が演出なさった

47話「憧れの人の目の前で」のエピソードはファンの間では人気のエピソードとなっております。

 

もちろん、話の内容ももちろん良いかもしれませんが、その魅せ方にも十分にこだわったからこそだとイムは思います(`・ω・´)

 

シーンのイメージを言葉や字だけで伝えるのではなく実際に動きのある映像で伝えていくこと。

その方がお互いに共通認識を持ちやすいですよね(*´ω`)

 

 

そんなこんなな出来事がこの木の葉崩し編の裏側では行われておりました。

 

こちらを踏まえて是非もう一度NARUTOを見てみてみませんか。

 

特に47話❢(笑)

 

 

士のように勇ましく、

き(好き)な人と

を以て貴しとなし創る

 

 

お時間を割いて読んで下さいまして

本当にありがとうございました。

 

 

井村 万里子

 

 

 

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