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「無責任ギャラクシー☆タイラー」制作進行

みなさまこんにちは。

声優の井村万里子です。

本日は、「無責任ギャラクシー☆タイラー」の制作進行についてお話ししていきます。

 


制作進行とは 


 

アニメーション制作の管理を行うお仕事。

各部署への橋渡しや納品までのスケジュール管理など業務は多岐にわたる。

 

ほかの部署よりも人と接する機会が多く、そのためコミュニケーション能力や

スケジュールの管理能力、また移動に車を使うため運転免許は必須。

 

私がよく話を伺うのは、この部署はほかの部署に比べてかなり大変だということ。

でも、この管理者がいないとアニメーションの制作は難しいというように、

この制作進行はなくてはならないものです。

 


具体的な業務 


 

多岐にわたるといっても実際にはどんなことをやっているのか。

 

いくつか例をあげてみたいと思います。

 

  • 制作スタジオ間の素材を運んだり渡したりする
  • 演出家が必要と考えた素材を準備する
  • 作画スタッフを集める
  • 各部署の制作進行具合を把握しておく
  • 各部署の制作スケジュールを立て、周知→実行させる  など

 

こう見ていくと、制作進行の方の動きがあるからこそ、

アニメーションの制作がスムーズに行われているのがわかります。

 

もし、この部署がなかったらどうなるでしょうか。

 

想像してみてください。

 

ひとつひとつの仕事がアニメに直結しているかといえばそうではありません。

 

しかし、この部署がなかったら部署間のやりとりはなくなり期日内の完成が難しくなります。

ということは、毎週楽しみにしているアニメが急きょお休みになったり、

急に終わっちゃったりなんてこともあるかもしれません!!

 

と、ここまでお話しすると制作進行がどれだけ大切な部署なのかが

お分かり頂けたのではないでしょうか。

 


「無責任ギャラクシー☆タイラー」を通じて


〈現状〉


以前、作画のお話しの中で、アナログとデジタルについて少しご紹介をしましたが、

実はここでもその話がキーとなるのです。

 

アナログとデジタル、それぞれ覚えていますでしょうか。

管理が楽なのはデジタル。味があるのはアナログ。

 

この制作進行という観点からみると、あきらかにデジタルで全ての工程を行ったほうが楽なのです。

どこかひと工程でもアナログがあるとそちらに合わせないといけなくなり、時間がかかってしまうのが現状です。

また、それぞれの雇われの立場や関係によっても話ができたりできなかったり・・・。

 

〈今後〉


簡単にほかの部署とも共有できるツールを使うこと。

これが、制作進行の方の負担を減らすだけでなく、他部署が他部署の状況を知ることができたり、簡単にチェックや手直しができるようになったりと、現状を上回るスピードで仕上がりが可能になるのではないかと考えています。

 

まだまだ仮設段階ではありますが、反省点を次に生かし、

良いと思ったことを即実践していく行動力を持ち続けていくことが

さらなる発展につながっていくのだと思います。

 

歩みを止めずに目標に向かって前進していきたいぶりおアニメーションでございます。

 

士のように勇ましく、

き(好き)な人と

を以て貴しとなし創る

 

お時間を割いて読んで下さいまして

本当にありがとうございました。

 

 

井村 万里子

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